中小企業診断士は難関国家資格のひとつとして知られていますが、独学で合格することは可能なのでしょうか?
もしくは通学講座や通信講座を利用した方が得策なのでしょうか?
独学、通学講座、通信講座のいずれもメリット・デメリットが存在しますので、それぞれの勉強法の特徴を押さえた上で、ご自身に合った勉強法を選択する必要があります。
まぁ先に私の結論を言ってしまいますと、
一番オススメなのは通信講座です!
とはいえ、独学、通学講座にもそれぞれ魅力がありますし、人によって合う・合わないもあるでしょう。
この記事では、各学習方法のメリット・デメリットもふまえて分かりやすく解説していきたいと思いますので、ぜひ最後までご覧下さい!
目次
独学で試験対策をする場合のメリット・デメリット
独学で中小企業診断士の試験対策をする場合、管理人個人的にはデメリットの方が大きいと感じます。
まずメリットは以下の2つが挙げられます。
逆にデメリットとしては以下の3つが挙げられます。
通学講座では同じ志を持った仲間と切磋琢磨できますし、通信講座でもモチベーション維持ができるような工夫(受講生専用のSNSや成績表の配布など)がされている講座が数多く出てきていますが、独学ではこういったモチベーション維持の方法がなく、あくまでも自分で造り出していく必要があります。
既に一緒に学習する仲間がいる、中小企業診断士以外で独学で資格試験合格経験があるといった方はいいと思いますが、それ以外の方はモチベーション維持という点においては相当苦労すると思っておいた方が良いと思います。
また、不明点が出てきたときに質問する相手がおらず、自分で解決する必要があることもかなりのデメリットです。
中小企業診断士試験は一次試験だけでも7つの科目を勉強しなくてはならないため、中には苦手な科目もいくつか出てくるでしょう。
「苦手な科目=分からない部分が多い」という事だと思いますので、そんな時に自分でイチから解答を導くのはかなり作業効率が悪いです。
学習科目数から見ても効率的に学習を進めていくという事が必須の試験になりますので、自分でイチから調べることによって時間をロスするのは相当不利です。
メリットのところで挙げた「学習計画を自由に立てられる」というのも、逆に言えば自由に立てられるが故にダラけてしまう可能性が高くなるというのもデメリットのひとつですね。
こうして見てみると、独学で中小企業診断士試験に挑むのは、メリットよりもデメリットの方が遥かに大きいのではないかと思います。
通学講座で試験対策をする場合のメリット・デメリット
では、通学講座で試験対策をする場合はどうでしょうか。
まず、メリットから見てみましょう。
通学講座は専門講師の生講義を受講できるのでモチベーションを保ちやすいだけでなく、同じ志を持った同志と切磋琢磨することによるモチベーション維持がかなり効果的だと思います。
やっぱり人は一人で物事に取り組むよりも数人で取り組んだ方が継続しやすいし、モチベーションも維持できます。
だって、途中で挫折して格好悪いところ見せたくないですもんね(笑)私も間違いなく見せたくないし、火事場のクソ力が出ると思います(笑笑)
また、決まった日時に通学して学習するのでサボリにくいというのもサボリ癖がある方にとっては非常に効果があるでしょうし、講師が近くにいることで不明点をすぐに解決できるのも魅力的なメリットです。
では逆にデメリットはどうでしょうか。
どうしても仕事で残業しないといけない日も出てくるでしょうし、急に出張や会議が入ったりすることもあるでしょう。
独学・通信講座と比べると費用も当然高くなりますし、講義に参加しただけで「勉強した気」になってしまう恐れがあるというのも気をつけておきたいデメリットです。
あと、そもそも通える範囲に学校がないと選択肢に入れることすらできないので、職場、もしくは家の近くに学校があり、残業や急な出張も少ない、費用的にもある程度出せるということであれば通学講座はメリットの方が大きいのではないでしょうか。
通信講座で試験対策をする場合のメリット・デメリット
では最後に通信講座で試験対策をする場合のメリット・デメリットを見てみましょう。
まずはメリットからです。
ただ、学習計画を自由に立てられると言っても独学ほど完全フリーというものは少なく、ある程度学習の目安や道筋を立ててくれている通信講座がほとんどなので、途中で学習ペースが狂ってしまうというリスクは減ります。
費用面では、独学と変わらないような金額で受講できる通信講座もありますし、それでいて講義動画付き、受講生サポートも充実しているという至れり尽くせりな通信講座も出てきているため、もはや独学で合格を目指す理由がなくなってきています。
コスパ最高な通信講座、リーズナブルな通信講座をまとめた記事もご用意しておりますので、こちらも参考までにご覧いただければと思います。
-
【コスパ最高】受講料が安く講座内容も良い中小企業診断士通信講座3選
中小企業診断士の通信講座では様々な特徴の講座がありますが、やはり総合的に見てみると【コスパが良い講座】が人気を集めています。 いくら教材やカリキュラムが抜群に良くても、受講料がめちゃくちゃ高かったらそ ...
-
【圧倒的低価格】受講料が激安の中小企業診断士通信講座3選
中小企業診断士の通信講座を検討する際、受講料は判断材料のひとつになってくると思います。 同じようなスペックの講座なら受講料が安い方が絶対いいですもんね。 そこでこの記事では、とにかく受講料が安い講座を ...
しかし、もちろん通信講座にもデメリットが存在します。
最近の通信講座ではモチベーション維持がしやすいように受講生同士が交流を深められる専用SNSや自分の現在の実力が分かる成績表配布など様々な工夫がされていますが、それでも通学講座のように近くで鼓舞してくれる仲間や講師がいるわけではないため、自分がいかに頑張れるかがポイントになってきます。
あと、通信講座は特に講座の質に開きが大きいので、いわゆるハズレ講座を引いてしまったときは悲惨です。。
このサイト内でも通信講座選びで失敗しないためのポイントをまとめた記事を出していますので、こちらを参考にしつつ納得のいく講座を選ぶようにして下さい!
通信講座選びで失敗しないための記事も要チェック!
-
【これで失敗しない!】中小企業診断士の通信講座を選ぶ際に気をつけるべき5つのポイント
中小企業診断士試験対策の通信講座は数多く存在ます。 どの通信講座もそれぞれ自講座の強みをアピールしているので、どれも良く見えてしまいますよね。 しかし、通信講座選びをテキトーにしてしまうと、いわゆるハ ...
結論としては通信講座がおすすめ!
どの勉強法がオススメかという問いの結論として、冒頭でも言いましたが
通信講座が一番おすすめである
と声を大にして言いたいと思います。
これはあくまでも私の見解ですが、独学で試験対策をする場合のメリットって費用を少なく済ませる事ができるという点が一番大きいと思うんです。
しかし、上でもご説明した通り、下手したら独学よりも安く済ませられるような通信講座が出てきていますので、そうなるとまず独学でやるメリットはかなり少ないと思います。
通学講座に関しては、社会人受験者が多いと考えた場合に、時間に融通が利かせにくいというマイナス面が大きく感じます。
もちろん残業もなく毎日定時上がり、休日出勤や出張なども全くないという方であればいいのですが、それでも近場に学校がないと通うことができないので、割と条件的には限られてきますよね。
で、残った通信講座は独学と通学講座のデメリットの部分もうまくカバーしつつも、お互いの良いところを消さずに非常にバランスの取れた受講形態になっています。
一番の懸念材料はハズレとアタリの講座の差がかなり大きいという点ですが、これは上記でご紹介した通信講座を選ぶ際に気をつけておきたいポイント記事の内容を踏まえながら選択していただければ、自分に全く合わないような講座を選んでしまうことはまずないと思いますので、是非参考にして下さい。
まとめ
この記事では、「中小企業診断士試験は独学でも合格可能なのか?」「通学講座、通信講座を使った方がいいのか?」といった内容についてお話ししてきました。
独学でも合格することはもちろん可能だと思いますし、通学講座・通信講座でも合格にたどりつくことはできます。
しかし、管理人の個人的な見解としては、独学で合格を目指すにはメリットが少なすぎると感じます。
通学講座も良いですが、割と条件が限られてくる面がありますので、一番オススメするのは通信講座で試験対策をすることです。
とはいえ、個人個人でメリットに感じる部分、デメリットに感じる部分というのは差があるかと思いますので、あくまでもこの記事の内容は参考にしていただき、ご自身に一番合った勉強法を選ぶようにしていただければと思います。
なお、当サイトではおすすめの通信講座ランキングも作成しております。
それぞれの通信講座の特徴や受講生の口コミ・評判なども詳しく載せておりますので、ぜひ講座選びの検討材料としてご覧下さい^^