この記事では、令和元年度中小企業診断士試験合格者である筆者(TaTTa)がスタディングの無料講座を実際に受講し、その内容を評価いたします。
筆者が良いと感じた点、イマイチと感じた点を余すことなくお伝えいたしますので、教材の選択や学習の進め方にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
スタディングを活用することで実力は身に付くのでしょうか?試験に合格することはできるのでしょうか?早速みていきましょう!
目次
スタディングとは?
まずはじめにスタディングについて軽くご説明しておきましょう。
スタディングは完全ペーパーレス化を実現した通信専門の資格学校。近年では受講者数もグングン伸びており、成長曲線の一途を辿っています。
業界内最安水準の受講料も魅力的で、安いだけではなく凝ったテキストや見やすい講義映像など内容も伴っているのも強みの一つです。
スタディングについて詳しく書いている記事もご用意してますので、そちらもぜひご覧ください。
スタディングの解説記事をチェック!
-
【中小企業診断士通信講座】スタディングの評判・口コミは?講座内容を徹底解説します!
スタディングの中小企業診断士通信講座は完全ペーパーレスを実現した通信講座で、マルチデバイス対応でいつでもどこでも学習できるのが大きな特徴です。 また、スタディングは受講料が破壊的に安いのも魅力で、本当 ...
スタディングの通信講座(無料講座)を試して良かった点
それでは、筆者が実際に利用してみて「これは良い!凄い!」と感じた点を解説していきます。
プラットフォームが超充実している点
筆者がもっともお伝えしたいことは、スタディングのプラットフォームが超・超・超充実している点です。
学習ツールとして提供されるメニューのひとつ「AI学習プラン」では、自身の合格目標プランと学習可能時間を入力することで、合格可能性を診断してくれます。
さらに「診断テスト」という機能では、短答式の問題に回答することで合格可能性を判定してくれます。
筆者がC判定となってしまったことは置いといて…(笑)、面白いメニューだと思いました。
また、「学習レポート」というメニューでは、学習時間や内容、問題の正誤状況等を記録してくれますので、自身の苦手分野を客観的に分析することが可能となります。
筆者の経験からいっても苦手分野の学習はつらく、逆に得意分野の学習は楽しく感じるものですし、その結果、得意分野の学習に時間を配分しがちになるケースもあるかと思います。
しかし、診断士試験は1次試験だけで7科目もあり、基準点に満たない科目が1科目でもあると1次試験を突破できない、いわゆる足切り制度が存在します。
つまり、得意科目を伸ばすこと以上に、苦手科目を克服することが重要になるわけです。
苦手分野を克服するためには客観的な学習データの把握も重要ですし、その点で学習レポートを利用するメリットは大きいと思います。
その他にも「勉強仲間」というSNS的な機能があり、他の受験生の学習進捗状況を知ることができたり、コミュニケーションをとることが可能です。これはモチベーション維持に役立ちますね。
スタディングのプラットフォームの充実度は本当に凄いなと思いました。
学習マップの活用により、効率を高めている点
スタディングでは、合格に必要な知識を整理して図式化した学習マップによる学習法を取り入れています。
この学習法は範囲の広い診断士試験を攻略する上で非常に理にかなったものであると思います。
知識を個別に覚えるよりも、体系的に整理して関連付けて覚えた方が圧倒的に効率的です。
合格レベルにある方は全員、様々な方法で横断的に知識を整理しつつ学習を進めてきたのではないでしょうか。
診断士試験の合格ラインに達する知識量を個別に記憶するという進め方は、ボリュームが膨大となりおすすめできません。
スタディングの学習マップによる学習法は、横断的に整理された知識の構築手法を示してくれています。
効率的に学習を進めるためには、ぜひとも身に付けたい手法だと思います。
スキマ時間を活かして学習を進められる点
スタディングの講座や問題演習は、スキマ時間を活用して学習が行えるように配慮されています。
講義は重要ポイントごとに短時間で受講することが可能ですし、問題演習も手の空いた時間に細切れに取り組めるようになっています。
仕事が忙しい方、家族サービスの時間が必要な方にとっては、まとまった時間を確保することは非常に困難なことであると思いますが、スタディングを利用することで移動時間やわずかなスキマ時間でも学習を進めることができます。
コツコツと学習時間を積み増していけるスタディングの講座は、多忙なビジネスパーソンや小さな子供のいるパパ、ママ受験生にとっては非常にメリットがあると思いました。
ロジックマップにより2次筆記試験解答作成プロセスを確立している点
中小企業診断士試験でもっとも難所となるのが2次筆記試験。筆者の経験からいっても、2次試験って〇か×かで判別できないために、学習の進め方に相当苦労します。
明確な解答が存在しないため、学習方針を立て辛いんですよね。
スタディングではロジックマップによる学習法を採用し、2次試験の解答作成パターンを構築するよう促してくれます。
筆者は2次試験に独学で取り組んだのですが、最終的にはロジックマップ学習法と同様に、解答作成方針をパターン化するという手法に落ち着きました。
この手法に落ち着いてからは学習方針を確立でき、学習の進め方に手応えが感じられるようになったことを記憶しています。
スタディングの通信講座(無料講座)を試してイマイチだった点
本章では筆者が残念に思った点、イマイチに感じた点を、お伝えしたいと思います。
スタディングの無料講座を試してイマイチだった点、それは書いて覚えるプロセスが乏しい点です。
個人差はあれど、勉強するツールとして紙とペンを用いる派が多数なのではないでしょうか。
スタディングではスキマ時間を活用するために、スマートフォンやパソコンでの学習がメインとなっていますが、2次記述式試験では文章の構成能力も求められますので、これが逆効果なのではないかなと。
簡単なことのように思いますが、与えられた文字数で実際に答案用紙に記入する作業というのは結構骨の折れる作業であり、一定のトレーニングが必要になると思います。
スタディングを活用される方は、筆記能力の重要性を意識しながら学習を進める必要があると思いました。
スタディングがおすすめできる人・できない人
スタディングを実際に受講してみて、良かった点、イマイチだった点をお伝えしてきましたが、教材の特徴を踏まえた上で、以下の方々にスタディングをおすすめいたします。
まとまった勉強時間の確保が難しい方には、スタディングをおすすめいたします。
どんなに要領よく学習を進めたとしても、一定の学習時間は絶対に必要です。
スタディングではスマートフォンを活用したスキマ時間での学習環境が整備されていますので、細切れ時間を積み重ねて学習を進めることが可能です。
その際、活用する学習ツールとしてはスマートフォンが最適でしょう。
まとまった時間を確保できないスマホヘビーユーザーには是非ともおすすめしたいところです。
一方で、スタディングをおすすめしないタイプは以下の方々です。
筆者も実はこのタイプだったりしますが、勉強は机に向かって紙に書くことで手応えが得られるという方にはおすすめできません。
古い感覚だとは思いますが、スマホをポチポチしながら学習するという環境に馴染めない方は苦痛に感じる場面も多いかと思います。
ただし、スキマ時間を有効に活用するためのサブ学習ツールという使い方はアリかもしれませんね。
スタディングの中小企業診断士講座は受講料も破格的安さなので、サブという扱いでも元を取れるだけのものがあると感じました。
まとめ
今回は、スタディングを実際に受講してみて筆者なりの意見を記事にしました。
オンラインを活用した学習ツールの完成度の高さに驚きと感動を覚えたというのが、率直な感想です。
現時点でも様々な有用ツールがあり、今後ますます進化していくのであれば、どのような形になっていくのか楽しみでもあります。
おすすめの通信講座であることは間違いないので、少しでも気になった方はご自身でもサンプルを試してみてはいかがでしょうか^^