- 中小企業診断士の受験を検討しているけど、どうやって勉強を始めたらいい?
- 通学が面倒なのでWEBの通信講座を申し込もうと思ってますが、選択肢がありすぎてどこを選ぶべきかわかりません。。
この記事はそんなお悩みを抱えている方向けの内容となっています。
今回は中小企業診断士の通信講座に特化した、診断士ゼミナールについて解説していきます。
ゼネラルリサーチ株式会社のアンケート調査では、診断士ゼミナールは「継続のしやすさ」「講義のわかりやすさ」「講座満足度」という項目で全て1位に輝くほど、人気急上昇中の中小企業診断士オンライン通信講座です。
中小企業診断士資格保有者の私(ゆーさな)が、実際に診断士ゼミナールのテキスト・講義映像を試してみて感じた、良かった点やイマイチだった点、さらに診断士ゼミナールに向き不向きな人などについて触れています。
ぜひ、受講検討をする際のひとつの判断材料にしていただければと思います!
目次
診断士ゼミナールとは?
診断士ゼミナールは、株式会社レボという会社が運営する中小企業診断士専門のオンライン通信講座サービスです。
創業者は大手予備校で10年以上にわたり講師を務めた方であり、深い知見と経験を活かしたサービスを安価で提供しているのが、診断士ゼミナールの特徴といえます。
診断士ゼミナールについて詳しく書いている記事もご用意してますので、こちらもぜひご覧ください。
診断士ゼミナールの解説記事をチェック!
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診断士ゼミナール通信講座のサンプルを試して良かった点
さて、ここからは診断士ゼミナール通信講座のサンプルを試して感じた良かった点について解説していきたいと思います。
順番にご覧下さい。
テキストがわかりやすい
診断士ゼミナールの教材は、テキストや過去問題集など全ての教材がフルカラーになっています。
しかも、イラストや図表を使った解説が多いので、非常にわかりやすいです。
中小企業診断士は1次試験が7科目もあり、かつ各科目の試験範囲は膨大。
多くの受験生は、ほとんどの科目は全く自分が精通していない分野ということになると思います。
財務会計、経営情報システム、経営法務など、初心者には取り組みづらいものも多数試験範囲に含まれているので、イラスト・図表でわかりやすく解説してくれるのはポイントが高いといえるでしょう。
具体例を交えた明瞭な解説
講義動画は内容もわかりやすく、明瞭な解説が多いように感じました。
講師の方々は、頻繁に「例え」を使って説明をしていた点が印象的です。
例えば、経済学・経済政策の講義では、「ビール」と「やきとり」という例え話を用いて「限界代替率」の解説をしています。
このような例え話が受講生の理解度を深め、顧客満足度の向上につながっていると考えられます。
ご存知の方も多いでしょうが、企業経営理論などの科目を筆頭に、中小企業診断士試験はひっかけ問題が多く出題されます。
テキストと過去問を表面上だけ勉強して「わかった」つもりでいると、必ずといっていいほどそのひっかけにはまります。
誰にでもその説明ができるようになるくらい理解した状態を作ることが大切です。
例え話を交えての講義は理解度をグッと引き上げる効果があり、「わかった」を「理解した」状態に持っていくため非常に有効なツールであるでしょう。
(私も受験生時代は何かと具体的なイメージを想像しながら勉強し、"理解した"という状態をつくっていました)
受講料が破壊的に安い!質問数も無限!
私の知る限りでは、診断士ゼミナールの受講料は業界でもかなりお得な価格設定となっており、1次2次セットのコースでも6万円を下回るという破格の受講料で受講することが可能です。
また、何よりもすごい点が3年間受講延長無料制を採っていることで、一度申し込めば最大3年間は無料で受講し続けられるのです。
はじめから不合格のことを考えるのは若干不謹慎な気もしますが、高い受講料を払って不合格になる不安があるから、受験に挑戦できない方は意外と多いんじゃないでしょうか?
そういう方には、この受講延長無料制度は安心の制度だと思います。
さらに、合格お祝い金制度(最大3万円)も用意されていますので、1次2次セットコースの場合は、実質負担が2万円強で受講ができるということです。恐ろしいですね(笑)
講師への質問も無制限に可能ですし、しかも過去問題集などもついてきますので、納得のサービス内容といえるでしょう。
動画のダウンロードが可能
中小企業診断士のオンライン通信講座は、インターネットに接続をしながら動画を視聴するストリーミング形式での動画配信が一般的。
動画の視聴にはそれなりの通信料が発生するので、ストリーミング形式で講義を視聴する受講生の多くは、wifi環境下での利用がメインになるはずです。
しかし、これでは「いつでもどこでも学習可能」というオンライン通信講座本来の良さを最大限に享受することができません。
一方、診断士ゼミナールは全ての講義のダウンロードが可能なので、本当の意味で「通信制限を気にせずいつでもどこでも学習可能」になります。
1講座1時間弱ある動画のダウンロードなので、端末の容量の多くを使用することにはなる点は注意が必要ですが、一度ダウンロードしてしまえば、通信料を気にせず視聴できるというのはかなり強みになるはずです。
Webで学習が完結しない
診断士ゼミナールはオンライン通信講座専門の予備校ですが、実は全ての学習がweb上で完結せず、例えば、過去問題集などは紙ベースの冊子だったりします。
ですが、個人的にはこれは非常にメリットだと感じています。
なぜなら、試験本番の問題用紙や解答用紙は全て紙ベースだからです。
より本番に近い環境での学習というのは非常に大切で、デバイス上での学習しかしてこなかった人は、実際の紙ベースでの試験の前では本来の実力を発揮できないことは請負です。
web上での学習が完結しない点をネガティブに捉える方も多いとは思いますが、私としてはここは逆にメリットとして捉えています。
診断士ゼミナール通信講座のサンプルを試してイマイチだった点
診断士ゼミナール通信講座のサンプルを試して、「イマイチだなぁ。。」と感じた部分ももちろんあります。
マイナス面にもしっかり目を向けて、実際に自分に合いそうな講座か判断してみてくださいね。
では、以下よりご説明していきます。
テンポがあまり良くない
イマイチに感じた点のひとつとして、講師の方の話し方のテンポがあまり良くないような印象を受けました。
対面ではなく通信での講座になると、どうしてもこれはしょうがない部分ではあるのですが、若干の棒読み感が否めない感じがします。
まぁこれは恐らく診断士ゼミナールに限った話だけでなく、通信講座全般的に共通していることかもしれません。
ただ、youtubeなどで動画を気軽に観ることができる現代では視聴者の目も肥えていると思いますので、そういった些細な事でも違和感を覚えてしまうケースもあるのではないでしょうか。
話し手の顔が見えない
講義動画の画面は講義スライドが画面全体に映し出されいて、講師の方の表情やジェスチャーを見ることができません。
この点において、私はちょっとしたやりにくさを感じてしまいました。
通常の会話と同じで、相手の表情が見える方がコミュニケーションは取りやすいですよね。
これは講義でも同じ、講師の方がどんなことを考えて説明しているのか、その表情を見ながら話を聞くことで理解度も変わってくると思います。
他の通信講座では講師の方とテキストが両方画面に映し出されているというものが多いので、ちょっとイマイチだなと感じました。
必殺技のような独自ツールはない
スタディングの独自ツール「学習マップ」や、クレアールの独自勉強法「非常識合格法」のような必殺技は診断士ゼミナールにはありません。
テキスト+講義+過去問、というベーシックな材料で淡々と講義が進められていきます。
独自ツールの有無でサービスの良し悪しが決まるわけではありませんが、「学習方法の効率化を図る」という意味では少し見劣りする点があるのかもしれません。
ただし、上でも述べましたが、講義内容自体は非常にわかりやすいものになっているので、まずはHP上で視聴できるサンプル講義を実際に見ていただくのがいいのではないかと思います。
診断士ゼミナールがおすすめできる人・できない人
ここまで診断士ゼミナール通信講座の良い点と悪い点についてお話ししてきましたが、ここからは私が思う診断士ゼミナールがおすすめできる人、できない人について解説していきたいと思います。
おすすめできる人:独学で挑戦しようかお悩み中の人
診断士ゼミナールの大きな特徴の一つは、業界最安値水準の価格設定です。
1次2次コースを受講し、且つお祝い金をもらえば実質負担は2万円強で、そこにはwebテキストや過去問題集も含まれています。
独学で学習をする場合、1次試験7科目分および2次試験4科目分のテキスト+過去問数年分を自腹で購入する必要があります(これなしで合格することは不可能に近いです)。
これを踏まえると、独学と診断士ゼミナール受講にかかる費用というのはほとんど差がない(もしくは独学の方が高い)のではないでしょうか。
独学にプラスして講義映像までついてくる、更に質問もし放題となれば、もはや独学で取り組む意味がほぼなくなってしまいますよね(笑)
ですので、「絶対に独学で合格するんだ!」という強い気持ちを持たれている方以外は、診断士ゼミナールに申し込んで損することはないと思います。
おすすめできない人:文字多めのテキストが好きという人
イラスト付き、漫画形式の自己啓発本が苦手な方がいるように、装飾が多いテキストがあまり好きではない方には診断士ゼミナールはおすすめできません。
上述したとおり、診断士ゼミナールのテキストは、イラスト・図表をふんだんに使用したフルカラーテキストです。
他の予備校のテキストは割とシンプルなものが多いので、それぞれ比較をしてご自身に合うものを選ばれることをおすすめします。
どんなテキストで勉強するかは合格に直結するほど重要なものですので、必ず自分に合うかは確認しておきましょう。
ちなみに、私が受験生時代に通っていたTACのテキストは、白黒+基本的に文字(イラストなし)といった非常にオーソドックスでシンプルな形でした。
まとめ
今回は診断士ゼミナール通信講座のサンプルを、私ゆーさなが実際に試してみた感想を交えながら記事を書かせていただきました。
HP上の無料講座を受けた限りでは、シンプルにわかりやすい解説が多く、またテキストも見やすく、良い学習環境を提供してくれるなという印象を持ちました。
価格も安い上に講師への質問も無制限ということで、独学を検討している方を中心に、おすすめの通信講座といえます。
代表者は診断士ゼミナール開設前から10年以上にわたり講師業を務めるベテランであることも踏まえれば、サービスの質も安心だと思われますので、気になる方は一度無料サンプルをご覧になってはいかがでしょうか。