中小企業診断士の通信講座を検討する際に色々と見ておきたい部分はありますが、その中の1つに受講生サポートが挙げられます。
受講生サポートと一口に言っても様々な種類のものがありますので、特に初めて通信講座で受講申込をしようとされている方は「どの受講生サポートがいいの?」と迷ってしまわれるでしょう。
そこでこの記事では、これまで簿記2級やFP2級、宅建といった資格を通信講座で取得してきた管理人タクヤが、本当に必要な受講生サポートについて解説していきたいと思います。
それぞれなぜそのサポートが必要なのかという理由も詳しく解説してますので、ぜひ通信講座選びの参考にして下さい!
目次
【前提条件】受講生サポートは量より質が大事です!
まず大前提としてお伝えしておきたいのが、「受講生サポートは量より質が大事!」ということです。
色々と通信講座を確認していくと受講生サポートの量にかなり差があることに気づかれると思いますが、間違っても「サポートの数が多いからコレにしよう!」などと量で判断してはいけません。
しっかりと受講生サポートの中身を確認しておくべきです。
これは大手資格学校によくあるパターンなのですが、受講生サポートの数はめちゃくちゃ沢山あるのに、使えるモノはほんのちょっとだけということがよくあります。
まず、自分に必要な受講生サポートはどういったものかというのを棚卸した上で、そのサポートがあるかどうかという視点で見ていくべきです。
では、次項からはあると便利、または必須という受講生サポートをご紹介していきたいと思います。
これがないと話にならない!通信講座で最も重要な質問サポート
まず、中小企業診断士の通信講座を選ぶ際にあるか必ず見ておきたいのが「質問サポート」です。
有料のもの、無料のものなどパターンは様々ですが、そもそも質問サポートがないという通信講座は厳しめに言うと選ぶ価値がないと思ってます。
中小企業診断士試験は一次試験だけでも7つの科目を勉強しなくてはなりませんので、中には苦手な科目も出てくるでしょう。
各科目最低40点以上取らないとその時点で不合格になるという試験の特性上、完全に捨てていい科目というのは作れないので、質問できる環境というのが絶対に必要です。
その中で、以下のポイントをチェックしておくと尚良いでしょう。
もちろん無料で回数無制限、即時回答というものが一番望ましいですが、最低でも質問サポートがついているという事実だけは必ず確認しておくようにしましょう。
ここがないとまず始まりません。
質問サポートが無料回数無制限でついてる講座
質問サポート同様に重要!添削指導サポート
質問サポートと同様に重要な位置づけにあるのが「添削指導サポート」です。
添削指導は特に二次試験対策に有効。
中小企業診断士の二次試験では記述式試験がありますが、これが試験突破の最大の難関と言われています。
この二次記述式試験は明確な正解というものがなく、受験生全体の約2割が合格するように調整されているという噂です。(というかほぼ間違いないです)
ということで、明確な答えがない以上は他の受験生よりも良い内容のものを試験で提出しなくてはならないので、記述におけるポイントなどを毎回添削してくれる添削指導サポートはかなり有効です。
質問サポートほど絶対必要ということはありませんが、あれば確実に評価ポイントとして取り上げておくべきです。
添削指導サポートがついてる講座
スキマ時間も有効活用!WEB学習システムサポート
近年では通信講座に特化した資格学校も多くなってきており、「WEB学習システム」が充実しているものが多くなってきています。
こういった独自のWEB学習システムがあれば、スマホさえあればいつでもどこでも講義映像を視聴することが可能になったり、スキマ時間に練習問題を解いたりと非常に効率良く学習を進めていくことが可能になります。
特に中小企業診断士試験は大半の方が働きながら取得を目指されていると思いますので、通勤時間やちょっとしたスキマ時間を学習に充てることができるのはかなりストロングポイントになります。
学習を効率良く進められるだけでなく、受講生同士で交流ができる専用SNS機能が搭載されているものや、受講生全員の進捗状況が分かるシステムがあるものなど、モチベーション維持という観点から見ても非常にありがたい機能が備わっているものが多いです。
まずは「スキマ時間に学習できる環境があるか」という点に着目し、その上でモチベーション維持に役立ちそうな機能があれば尚良しという感じで確認してみてはいかがでしょうか。
※WEB学習システムは当サイトでご紹介している10社はすべて付いています。
通信講座に対する不安が強い方向け!学習カウンセリングサポート
学習カウンセリングサポートは質問サポートと似た性質のものだと思われている方が多いかと思いますが、実は少しニュアンスが違います。
質問サポートは学習内容についての質問に答えてくれるサポートですが、学習カウンセリングサポートは勉強方法や学習の進め方で行き詰まってしまった際にアドバイスやフォローをしてくれるというサポートです。
学習計画をいかにして立てるかいうのは資格試験対策においてはかなり重要です。
特に中小企業診断士試験に初めて挑戦する方や、通信講座で資格試験に初めて挑む方なんかはこういったサポートがあると安心ですよね。
学習カウンセリングサポートがついてる講座
通信講座ながら生講義が受けられる!スクーリング制度
通信講座は基本的に独りで学習を進めていくことになりますので、半分独学みたいなものです。
そうなってくるとモチベーション維持が結構難しくなってくるのですが、それを解決してくれるのがこの「スクーリング制度」です。
スクーリング制度は通信講座で申し込んだ方でも教室講義を受講できるというもので、同じ志を持った仲間と同じ空間で勉強することでモチベーション高く学習に取り組むことができます。
大体が追加料金を支払って受講するという流れになりますが、それでも費用対効果という点ではなかなか高いサポートじゃないかなと思います。
モチベーション維持もそうですし、質問したい時にすぐ講師に質問をして解決できるというのも魅力的です。
特に自分が苦手だなと思う科目の授業の時にこのスクーリング制度を利用し、不明な点を一気に解決するというのもひとつの賢い方法かもしれませんね。
ただ、お察しの方も多いと思いますが、このスクーリング制度は通学講座も同時開講しているような大手資格学校に限定されてきてしまうので、どんな通信講座にも付帯しているサポートではないという点は注意しておいてください。
スクーリング制度がついてる講座
合格後に心強い!就職・転職サポート
これはあまり見かけないサポートですが、合格後に就職・転職を斡旋しサポートしてくれるというところもたまにあります。
これも上記「スクーリング制度」と同じく大手資格学校がメインとなってきますが、合格後に就職・転職を考えておられる方にとっては結構有益だと思います。
こういった資格学校では、巷に出ていないような求人情報を持っている場合も多々あります。
そういったシークレット求人の大体は条件がかなり良いものです。
更に、資格学校が斡旋してくれることで、企業側も「資格学校が推薦してくるくらいだからきっと良い人材なんだろう」と、他の求職者よりも一歩リードした状態を作ることもできます。
こういう状態をはじめに作れれば、後の面接や筆記試験でかなり下手をうたない限り、内定をもらえる確率はかなり高いと思います。
「もっと良い条件の職場で働きたい!」「中小企業診断士として能力を遺憾なく発揮したい!」という方は、このサポートがかなり魅力的だと思います。
就職・転職サポートがついてる講座
まとめ
この記事では、中小企業診断士の通信講座を選ぶ際に見ておきたい受講生サポートについて解説してきました。
もちろんここでご紹介したサポート以外にもたくさんのサポートがありますし、中にはかなり有益なサポートもあるかと思います。
ただ、冒頭でも申し上げたように、ご自身が必要とする内容のサポートでなければ数だけあっても意味がありませんので、自分に必要なサポートは何か?ということをしっかり棚卸しておくことが重要です。
しつこいですが、受講生サポートは量より質です!
最後に、当サイトでご紹介している資格学校の受講生サポートをザックリまとめてみました。
こちらの一覧も参考にしつつ、ご自身に合った通信講座選びをして下さいね!
資格学校名 | サポート内容 |
診断士ゼミナール | 回数無制限の質問サポートと添削指導。3年間受講延長無料制度あり。 |
スタディング | 質問サポートが有料であり。 |
アガルート | 回数無制限の質問サポートと添削指導あり。 |
クレアール | 回数無制限の質問サポートと添削指導あり。 |
フォーサイト | 無料質問サポートあり(※回数はコースにより上限が異なる) |
ヒューマンアカデミー | 回数無制限の質問サポートと添削指導。就職・転職サポートや開業・副業サポートもあり。 |
資格の学校TAC(タック) | 質問サポート(※回数は受講講座による)や教室出席フォロー、スクーリング制度等あり。 |
資格の大原 | 回数無制限の質問サポートや教室聴講制度等あり。 |
LEC東京リーガルマインド | 個別相談会や独立・開業・実務セミナー、人材紹介など、合格後も見据えたサポート多数あり。 |