令和6年度中小企業診断士2次試験(筆記)を受験された皆さま、お疲れ様でした!
手ごたえはいかがでしたか?
2024年10月27日(日)に実施された令和6年度中小企業診断士2次試験について、各方面で模範解答が公開されております!
本記事では模範解答の内容や配点予想、そして各資格学校で公開されている解答速報、解答解説・講評の情報をまとめておきたいと思います!
ぜひ答え合わせの参考にしてください!
事例Ⅰの解答速報(模範解答)
第1問(配点20点)
地元ニーズに応える保管業務と流通加工能力と顧客との強い関係。
旧態な組織管理体質、非効率な受注管理体制と顧客開拓力の弱さ。
第2問(配点20点)
理由は、A社は新規開拓力が弱く既存の組織体制では目的達成が困難であること、狙いは、長女の専門的な物流企画や営業の能力を発揮するとともに、後継者教育としてリーダーを経験させ円滑な事業継承を図ることである。
第3問(配点20点)
A社は県内の協力業者等との深い関係性を持ち、自社倉庫を保有し保管業務や流通加工能力を持つことから、各店舗についての在庫管理や商品補充等の業務をA社に外部委託することで県内への円滑な進出を期待したから。
第4問 設問1(配点20点)
県内事業部について経営幹部の専務取締役を置くことで長女による首都圏事業部との円滑な連携を図り、長男を統括マネージャーとすることで物流システムの具体的な改善を図る。
第4問 設問2(配点20点)
施策は、多様な人材の処遇制度を改善のうえ、現場に詳しい専務取締役と専門知識のある統括マネージャーの協力により、適正在庫管理や機動的な商品補充など、Z社のニーズに応えるための県内事業部の改革である。
事例Ⅱの解答速報(模範解答)
第1問(配点20点)
①:S(強み)
①3代目社長のセンスと企画力②直営店を持ち消費者ニーズを直接収集できること。
②:W(弱み)
①コロナ禍に起因する経営状態の悪化②プロモーション等の発信力の弱さ。
③:O(機会)
①クリエーター志望者の窯元への参入②動画コンテンツ等PR手段の選択肢の増加。
④:T(脅威)
①人口減による陶磁器の新規需要・買い替え需要の低迷②安価な外国製陶器の輸入増加。
第2問(配点25点)
感覚価値として、クリエーター志望者の新しい作風や伝統的で高級感あふれるデザイン性の高い作品を返礼品とする。観念価値として、長い歴史を受け継ぐ窯元から新進のクリエーターまで、窯元が持つストーリーを訴求する。
第3問(配点25点)
愛好家のニーズに合わせたレンタル事業を提案する。卸業者としての強みを活かし、幅広い窯元の多様な作品を季節や生活シーンに応じて楽しむことをコンセプトとし、顧客の希望に応じた形式や期間でレンタルを行う。
第4問(配点30点)
食器愛好家に向けECサイト等で、①盛り付映えする方法や季節感に合わせた食器のコーディネイトに関するワークショップ、②窯元見学と陶芸家との交流を行うツアー③自社カフェスペースを利用し、陶器を使用した料理教室等学びと体験の機会となるイベントを店舗主催で行うことを動画でプロモーションし、来店につなげる。
事例Ⅲの解答速報(模範解答)
準備中
事例Ⅳの解答速報(模範解答)
第1問 設問1(配点25点)
(a) | (b) | |
① | 有形固定資産回転率 | 11.26(回) |
② | 売上高売上原価率 | 40.99(%) |
③ | 自己資本比率 | 14.15(%) |
第1問 設問2
商品開発、生産、店舗運営の一貫体制により、資産の効率性は高いが、自己資本不足で長期安全性に懸念がある。売上低迷の中、食材原価、加工のコスト高により収益性も低い。
第2問 設問1(配点20点)
(a) | 6,500個 | (b) | 240個 | (c) | 2,670,800円 |
(d) | X社向け限界利益 3,000-1,780=1,220 円/袋 Ⅹ社向け直接作業時間 1 時間当たりの限界利益 1,220÷1=1,220 円/袋・時間 Ⅹ社向け機械運転時間 1 時間当たりの限界利益 1,220÷2=610 円/袋・時間 Y社向け限界利益 4,800-1,780-1,600=1,420 円/袋 Y社向け直接作業時間 1 時間当たりの限界利益 1,220÷(1+1.5)=568 円/袋・時間 Y社向け機械運転時間 1 時間当たりの限界利益 1,220÷(2+0.5)=568 円/袋・時間 以上により、時間当たり限界利益が大きいⅩ社向けを優先的に製造する。 直接作業時間の制約からⅩ社向けは最大 10,000 袋製造可能 機械運転時間の制約からⅩ社向けは最大 6,800 袋製造可能 従って、Ⅹ社向けの製造は最大の 6,500 袋まで可能。その時、直接作業時間は 3,500 時間、機 械運転時間は 600 時間残るので、Y社向けの製造は 600÷2.5=240 袋まで可能となる。 この時の営業利益は 1,220×6,500+1,420×240-5,600,000=2,670,800円 |
第2問 設問2
(a) | 4,895円 |
(b) | Y 社向けに 2,400 袋製造すると、Ⅹ社向け製造に使える時間は、 直接作業時間 10,000-2,400×2.5=4,000 時間(4,000 袋分) 機械運転時間 13,600-2,400×2.5=7,600 時間(3,800 袋分) 従って、Ⅹ社向け製造を 3,800 個に減らす必要がある。設問1で算出した営業利益と同水 準の営業利益を出すために必要な Y 社向け販売価格をⅩとすると、 3,800×1,220+2,400×(X-1,780-1,600)-5,600,000=2,670,800 2,400X=2,670,800+5,600,000-3,800×1,220+2,400×3,380 =11,746,800 X=4,894.5 従って、最低でも4,895円以上とする必要がある。 |
第3問 設問1(配点30点)
(a) | 69万円 | (b) | 74万円 |
第3問 設問2
(a) | 50.74万円 |
(b) | 3 年目以降 8 年目 CF 89 税引後営業利益 70×0.7=49 減価償却費増加 60-20=40 9 年目 CF 129 税引後営業利益 70×0.7=49 減価償却費増加 60-20=40 運転資本の減少 +40 0 年目 旧設備の売却収入 70-540=▲470 1 年目 69×0.917=63.273 2~8 年目 89×5.033×0.917=410.758229 7 年の年金現価係数を使うために 2 年目を 89 で計算しているため、74-89=▲15 を割り引く ▲15×0.842=▲12.63 9 年目 129×0.460=59.34 ▲470+63.273+410.758229-12.63+59.34=50.741229 |
第3問 設問3
(a) | ▲30.67 |
(b) | ない |
(c) | 営業利益の期待値 1 年目:30×0.6+30×0.7×0.4=26.4 2 年目以降:70×0.6+70×0.7×0.4=61.6 初年度 税引前営業利益 26.4 調査費 ▲30 売却損 ▲110 税引前計 ▲113.6 税引後 ▲113.6×0.7 =▲79.52 減価償却費増加 40 売却損 110 運転資本増加 ▲25 計 45.48 2 年度 税引前営業利益 61.6 税引後 61.6×0.7=43.12 減価償却費増加 40 運転資本増加 ▲40-▲25=▲15 計 68.12 3~8 年度 68.12+15(2 年度の運転資本増加がなくなるため)=83.12 9 年度 83.12+40(運転資本の減)=123.12 0 年目 70-540-30=▲500 1 年目 CF の現在価値 45.48×0.917=41.70516 2 年目の運転資金 ▲15×0.842=▲12.63 2~8 年目の CF の現在価値 83.12×5.033×0.917=383.62049432 9 年目の CF の現在価値 123.12×0.46=56.632 |
第4問 設問1(配点25点)
社内取引で確実に利益計上できる加工事業部の過大評価につながり、業績評価の公平性に問題がある。また、加工事業部のコスト向上意欲が損なわれる懸念がある。
第4問 設問2
留意点は、事業部長の権限範囲を適切に評価するためにROA等の設備投資に係わる財務指標をそのまま業績評価としない点である。
各資格学校の解答速報・解答解説の公開目安
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